1987年、得意先の依頼により、スリランカ人夫妻（Mr.プラバ、Mrs.シルバー）を会社で預かることになりました。
住居の問題がありましたが、当時の弊社営業部長が子供の英語教育にもなると部長宅で夫妻のお世話をすることにいたしました。

　Mrs.シルバーはスリランカの日本語学校で日本語を学んで来日していることから日本語を話すことができましたが、Mr.プラバは挨拶程度の日本語力でした。
　夫妻には、ネジ類の箱詰め、袋詰め、出荷、配送の手伝い等の仕事をお願いしました。当時のパートの時給として750円と700円だったと思います。日本語で伝わらない時は、英語の辞書で何とか意思の疎通をはかりましたが、2人とも頭の回転が早く仕事上の問題はほとんどありませんでした。
　また、明るく振る舞う2人は社員とも仲良く仕事をしておりました。ある社員は自宅に食事に招待し、近所の神社の夏祭りには、Mrs.シルバーに仕立て直しをした浴衣を着せ、下駄を履かせて連れて行きました。また、ある社員はMr.プラバに日本の“立ち飲み”を教え、和気あいあいと仕事をしておりました。私も何度か自宅に夫妻を招待し、ファミリーレストラン、焼肉料理、市民プール等家族で遊びに行きました。そのお返しにMrs.シルバーがスリランカ料理を作ってくれたこともありました。

会長の自宅にて

　その2人も7か月後の1988年2月に母国スリランカに帰国することになりました。帰国後も何度か国際電話で話すことはありましたが、居住先はロンドンであったり、モスクワであったり、アメリカであったりしました。
　その夫妻が2010年11月に当時お世話をした営業部長夫妻をスリランカに招待すると連絡がありました。旅費滞在費ともすべて夫妻が用意しました。部長夫妻は娘と3人で招待に応じて1週間程、首都コロンボを訪問しました。驚いたことになんと夫妻は事業に大成功し、1000人くらいの従業員を抱える企業の経営者となり、スリランカに10邸ほどの自宅や別荘を所有するまでに成功を収めておりました。事業内容は、インフラ開発、不動産、IT、大手企業の代理事業等多岐に渡り、取引国は、英国、日本、オーストラリア、中国等数か国になるということです。また、オフィスもロンドン、シンガポール、シドニー等にあるとのことでした。

＜次回へ続く＞

本日のTOPICS
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＜特長＞
●プラスチックのインナーにプラスチックラバーを二重成型しました。
●ソフトな感触
●豊富な品揃え

＜用途＞
介護機器、福祉機器、医療機器、健康機器など

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オーダーメイドねじのご希望に対しては、ネジの製造方法を熟知している営業マンが、お客様のご要望をお聞きし、形状・材質・数量等条件を検討したうえで、規格品の利用検討を含め、最適の製造方法を提案します。

これにより、ご満足いただける品質と低価格の提供が可能となります。 また、この加工を実現するために多くの企業の協力を受けています。

切削加工、冷間圧造加工、プレス加工、熱間鍛造、冷間鍛造、ダイキャスト、金属粉末成形（MIM） ロストワックス、スウェージング（絞り加工）、ブレージング（ろう付）、線材加工（ワイヤー）、樹脂加工 鍍金、熱処理、電材部品(AVC製品)、塗装、検査、袋詰め
（組立アッセンブル等）、超音波自動洗浄

■切削加工から冷間圧造工法によるコストダウン

■冷間圧造とプレス加工を組み合わせて製造コストを削減

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オーダーメイド部品の加工工程である切削加工や表面処理には多くの協力業者があり、各業者の加工能力や、得意分野を熟知し、それら協力業者を活用することにより迅速な納品を可能としています。

お客様の工場での、業務の簡素化や、ミスの防止にお役にたてることを目的に、ご指定の組み合わせで袋詰めし、納品することもできます。